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2016年6月11日 (土)

京王の「サヤ」と都営新宿線の話。

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△若葉台(検)からやって来たデヤ901以下4両の列車。

今回は、この編成に組まれた新造車の話を一番最初に。


【京王サヤ912登場】

今月頭、J-TRECから1両の新車が京王若葉台に搬入されました。

それがこちら。

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どう見てもただの無蓋車です。本当にありがとうございましたと言わんばかりに、周囲を黄色い柵で囲まれた車両がデヤ902とクヤ911に挟まれている。
これが実は今回J-TRECからやってきた新車である(若葉台)。

この車両。形式は「サヤ912」と云い、かつて在していた「チキ291・292」の代替というポジション…で良いと思います。
(以下、形式符号(デヤやサヤなど)はすべて省略する。)

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△902+912+911+901(若葉台)。
果たしてこの編成組成で使われることがあるのか否か…

用途としては配給列車(京急のデトのような役割)や京王線内の工臨列車として、902+912+901の3両で使われるのか、それとも新たにサヤ1両追加投入し、4両で使われるのか…そこは一切不明です。

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△台車(TS-1018A)。無蓋車ではあるがそれにどうも割が合わない台車を履いている。
J-TRECで車体は製造されたが、何故か台車は東急車輌の銘板という。

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△試運転中なのか、台枠にはケーブル、車輪は連結面側がPQ輪軸(スポーク車輪だが)を装備した状態である。

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△911。通称「DAX」とも呼ばれるこの車両は、大手私鉄でも珍しい総合検測車(※注)となっている。
東急の「TOQ i」や、小田急の「テクノインスペクター」同様、定期的に京王線内の総合検測を専用の車両で行っている。

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△911と901の連結面。901の帯の位置はやはり911に合わせてたようだ。

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△901側から。
何というのか、京王のゲテモノ編成、ここにあり…と言ったところか。

912は主に深夜帯(終電後)に使われそうな気もしますが、どう扱われるか、気になるところです。


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【最近の都営新宿線の話】
10-300形5次車の増備が続いている都営新宿線。
6月8日から最新編成の10-560Fが営業運転を開始、引き替えに6月10日に10-000形10-220Fが廃車となり、若葉台工へ廃車回送されました。

着後、10-220Fは早速解体に向けて部品の取り外しが始まっていました。


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△ウニモグ(若葉台工の入れ換え車)に繋がれた10-220F(若葉台工以下、若葉台工撮影分は敷地外から撮影)。

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△10-220。屋根上の機器が取り払われ、都営から委託されてこれから若葉台工で検査でも…とも見まごう光景だが、そうではない。

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△10-220前面の形式表記が取り外され、廃車を前提とした作業というのが判る。
最近は10-300Rの廃車が続いたが、10-000形の廃車は一昨年の10-210F以来だ。

廃車となった10-220Fは昭和63年に登場した「4次車」のグループ。
2009年に更新工事を受けており、暫く安泰かと思いきや今回の廃車となりました。

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△10-221。こちらも既に空調・パンタグラフ・ベンチレーターが撤去され、側面の形式表記も剥がされている。

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△10-226~10-229。こちらは屋根上に何も手を加えられていないが、残りも順次機器撤去が行われることだろう。

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△その中から10-227。
台車周りで作業員がなにやら作業中。検査前とも見まごう光景だが、検査ではなく解体前の部品撤去の準備と言ったところか。

10-220Fは今後部品があらかた外された後、Bトレ化車体を半分に切り北館林荷役所へ搬出され、解体される事になります。

残る10-000形は以下の通り。
・3次車…10-300Rに改組され、それぞれ中間2両組み込み
・4次車…10-230F(10-220Fは今回離脱し廃車)
・5次車…10-300Rに改組され、それぞれ中間4両組み込み
・6次車…10-240Fのみ。
・7次車…10-250F・260Fの2本が健在
・8次車…10-270F・280Fの2本が健在

※1次車・2次車は全車廃車済み。
※5次車は中間車のみの投入。
※3次車の10-190F~210Fは廃車。残っているのは元増結用中間車。

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△スカートの付いた10-260F(京王多摩川→京王稲田堤)。
登場時からの車体フォルムで、一番最後となったのがこの編成(7次車)である。

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△1997年に製造された10-270F(幡ヶ谷→笹塚)と10-280F(京王稲田堤→京王多摩川)。
8次車に該当するこの編成から車体形状が大きく変わった。

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△10-000形のみならず、10-300Rにおいてもその数は3編成まで数を減らしている(幡ヶ谷→笹塚)。
写真の10-310Fは、過去に10-000形試作車の中間6両暫定的に組んでいた経緯を持つ。

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△10-320F(左・京王多摩川→京王稲田堤)と10-330F(右・若葉台→稲城)。
現在残っている10-300Rは上の10-310Fと合わせて3本のみ。他3本(10-340F~360F)は廃車となっており、新造された先頭車共々解体されている。

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△着実にその数を増やしつつある10-300形3次以降(京王多摩川→京王稲田堤)。
現在投入されているのは5次車の位置づけとなる。

※都営新宿線車両の運用について、東京都交通局や京王電鉄への問い合わせはご遠慮下さい。
(京王線内で日中帯の橋本行や本八幡行8両は、高確率で都営車です。)

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△離合あれこれ(左:笹塚、右:京王稲田堤)。
特に京王相模原線内では都営車同士の離合がよく見られ、一時期あった「都営相模原線」状態が復活と言ったところだ。


【おまけ】
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△同じ新宿を行き交う山手線もビックリの8000系「高尾山」ラッピング車(京王多摩川→京王稲田堤)。
高尾山とは何の縁のゆかりもない京王相模原線へも普通に乗り入れ、主に橋本(準)特急で使用される。

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△稲城に入線する10-300形。
敢えてトーンカーブを弄り、黒を引き出してみた。

-*-*-*-

※注:大手私鉄で総合検測車を所有しているのは既出の京王・小田急・東急の他、相鉄(モヤ700)、近鉄(24系「はかるくん」)、西鉄の911編成が存在する。
特に近鉄24系の場合、制御車クワ25については、台車を振り替えた上で伊賀鉄道以外の狭軌路線(南大阪線系統、養老鉄道)へも入線可能という。

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