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2021年5月 6日 (木)

京急「1890番台」、営業運転開始!

連休が明けた5月6日(木)から、京急1890番台(1000形20次車。以下例外ない限り「1890番台」とする)の営業運転が開始となりました。

前告知のとおり、朝の「モーニング・ウィング3号」からのスタートとなり、今日から同列車は、三浦海岸→金沢文庫間は4両編成、金沢文庫で前に8両増結し、最大12両編成での運転となります。

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△金沢文庫の発車標。一番下に現れた「Wing 品川 12両」。
5月6日から、このウィング号(モーニング・ウィング3号)が、金沢文庫から12両での運転となる(ただし乗れるのは前8両のうち、10号車~12号車のみ(※注1))。


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△横須賀中央からやってきた、1890番台による「モーニング・ウィング3号」。
増結車がまだホームに入線していないため、いったんここで停車となる。

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△金沢検車区からやってきた2109編成。
モーニング・ウィング3号の増結車となる。

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△信号が変わり、金沢文庫に入線する1890番台。
初運用は試乗会に使用された1892編成が使用された。
ゆっくり入線し、前の2109編成と連結する。

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△連結を終え、最大12両編成となった「モーニング・ウィング3号」。
1890番台は三浦海岸と横須賀中央でのみ乗車ができる。
金沢文庫と、次停車駅である上大岡からはこの1890番台に乗車はできない(ドアも開かない)。

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△側面の行先表示。上に「ウィング号」、下にそのロゴという格好だ。
ウィング号の場合、中国語・韓国語表記は対応せずこのままである。
サイズが大きくなった分、日本語と同時に英語・中国語・韓国語での行先表示が可能となった。
次駅表示も日本語のみではあるが表示される。ただタイミングがずれるのか、金沢文庫着後であっても、なぜか「次は 金沢文庫」と出てしまう。
(その後「次は 上大岡」になりました…が、モーニング・ウィングの場合、乗車すると品川まで降りれません。故に次駅表示が果たして必要なのか否か…。)

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△前面は2100形同様、上にロゴ、下に「ウィング号」である。

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1890番台は品川着後、増結した2100形と共にいったん新品川留置線に入り、留置線内でお互いを切り離した後、先に1890番台を特急増結
(702C(特急三崎口行)の後ろ4両。客扱いは京急川崎まで。神奈川新町で解放(※注2))で出庫し、そのあと2100形が快特羽田空港行(品川7時36分発。790A)として出庫する流れのようです。

モーニング・ウィング3号の品川着が7時28分。
客扱い終了後、引き込んで切り離し、6分後→7時34分発の特急に増結して…ってことを考えると、ここまでの流れが相当アクロバティックタイトに感じられます(遅れたらどうするんだろ…)

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△平和島の駅ホームにある時刻表から。
平日7時41分発の特急三崎口行(702C※平日80行路)が、1890番台を増結する運用となる。
また、それとは別運用で、平和島7時58分発の特急三崎口行も、後ろ4両増結のマークが後付けされた(いかにも後付けした感アリアリなんですけど…)

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△平和島2番の「特急12両運転のご案内」も、7時58分発が増えた関係で、内容が差し替えられている。
(何ならくっつけちゃえよと言いたいところだが、間に8両編成の特急(7時51分発。730T※都営車による運用)があるため、そうもいかない。)

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△それでやってきた702C(大森海岸→平和島)。
先頭は1465編成、次いで1489編成と続き、最後尾には1892編成という構成。
実はこの3編成、上り特急増結車(とモーニング・ウィング)で構成された12両なのだ。

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△モーニング・ウィング3号が来る前に、金沢文庫で特急に増結された1000形2本。
この2本が品川着後新品川で互いに連結され、702Cとして品川→三崎口で運転される。
先に来た1489編成(659Hの増結)が編成の真ん中、そのあとの1465編成(661Hの増結)が品川から先頭に立つ形だ。
この2本がどっちもアルミ車(600形含む)だと、1892編成(or1891編成)と連結するときれいな編成美になる。
(側面のカラーリングをほぼ統一させる意味では、1800番台でもよさげなんだが…)

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△話を戻す。
その少し後。後ろに確かに1890番台の姿がわかる。

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△1489編成(川重製)と1892編成(J-TREC製)。
在来工法のステンレス車と、J-TREC「sustina」なステンレス車。その形状の違いがよくわかる。

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△特急として運用に入った場合の側面表示。
「Keikyu Kawasaki」は1行で表示せず2行となる。

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△ウィング号とは違い、種別も中国語・韓国語表記に対応している。

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△次駅表示は特急でも出るが、ウィング号の時同様、日本語のみである。

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【1890番台 車内の様子】
※一部、1891編成のものも含まれますが、基本的に同一です。

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△座席2態(左:普通席、右:優先席)。
普通席は赤系、優先席は青系で、「三浦半島の旅」をイメージした、「」をデザインしたものとなっており、これは袖仕切りのガラス部にも採用されている。
折り返しの特急では、新品川留置線でロングシートへの変換や座面の向きの変更はせず、「モーニング・ウィング3号」で使用したまま、回転クロスシート状態(向きは上りのまま)で使用されるようだ。
座席下にはコンセントが備わっており、ランプ点灯中は使用できる。

<座席転換の仕方>
座席の向きはヲタシート展望席以外は各々で向きの転換ができるので、乗車時に必要に応じ転換すると良いでしょう。
※座席を転換する際、周囲の乗客にご配慮ください。
※ロングシートには変換できません。またロングシートからクロスシート状態への変換もできません。
(ロング⇔クロスの変換は、乗務員の操作により行われます。)
※「モーニング・ウィング3号」で使用した場合、金沢文庫から連結する2100形は、座席の向きが転換できませんのでご注意ください。

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△座席転換の仕方(画像はクリックすると別タブでポップアップします)
優先席の例だが、普通席でも同じ方法だ。方法は下記の通り。
①座席横後方のオレンジ色のレバーを手前に引きながら
②座席上部のアームを持ち、
③座面を窓側に向けるように、「カチン!」とロック音がするまで180°回転させる。
(座面は通路側に回転しないので要注意!)

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△普通席の座席。
L/Cシートではおなじみのコイト電工製の座席である。
座席幅が2100形より10mm拡幅(460mm/人)し、ゆとりを持った仕様だ。

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ヲタシート展望席(右画像は座席概要)。この座席は固定席なので転換はできない
モーニング・ウィング3号では三浦海岸→金沢文庫まで、名実とも展望席(4号車の9A~Dが当該)となるが、金沢文庫→品川では連結面となってしまう。
(一方、折り返しの特急は後4両に回ってしまうため、形式上終点の京急川崎まで、先頭=9号車の1A~Dは連結面となる。)
座席下後方に電源コンセントがあるが、この位置のコンセントは立ち席客用として設けられたのか、イベント時に使用する電源なのか、意図が全く読めない。座席使用者側用のコンセントもちゃんと備えてある。

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△展望席は乗務員室仕切りにコンセント…ではなく、座席下(前方)のものを使用する。
2つあるので、座席使用者が互いに使用できる。
仕切り下には蹴込みがあり、そこに足を当てると良い。

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△ドア上のLCDは、1000形17次以降と同じ仕様。
新たに防犯カメラが設置された(各車両ドア上に3か所、千鳥配置)。

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△1892-3の妻部浦賀寄り。左側に男性用トイレ、右がフリースペースである。
隣の1892-2にはバリアフリー対応トイレがある。

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△車内形式表記は既存車と体裁は同じ。製造所表記もいつも通り、J-TREC抜き「総合車両製作所」だ。
sustina車体を採用しているため、表記下(1890-3浦賀方は左横)に「sustina」の表記が貼られている。

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△運転台全景(1891-1)。
現行の1000形(1800番台)と同様の造りだ。
1890番台同士、あるいは1800番台と併結し、かつ貫通幌を用いたときに貫通路を設ける関係で、コンパクトにまとめられている。

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△運転台コンソール部をアップ。
マスコンのブレーキ側は、最近の京急における6連や4連で見られる7段+EBとなっている。

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「モーニング・ウィング3号」と、折り返しの特急増結から営業運転が始まった京急1890番台。
当面この2運用だけなのか、ほかに運用に就くことがあるのか、不明点はまだ多いです。

※京急1890番台(1000形20次車)の「モーニング・ウィング3号」と、返しの特急増結以外での運用について、京急電鉄への問い合わせはご遠慮ください。

※画像は5月6日・10日撮影。
※5月10日…画像追加、座席転換の仕方を追記。

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※注1:金沢文庫は10号車~12号車(10号車はドアが開かない)、上大岡は5号車~9号車が乗車車両となる(ただし5号車と7号車はドアが開かない)。
1890番台は三浦海岸が4号車のみ、横須賀中央は1~4号車に乗車できる(ただし1号車と2号車しかドアが開かない)

※注2:神奈川新町駅は、上りは12両編成に対応するが、キャパの関係で下りは最大8両編成までしか対応していない
そのため、神奈川新町に停車する下り特急の場合、12両編成での運転は「前8両(貫通8両、もしくは4両+4両)+後ろ4両」という組成になり、増結の後ろ4両は神奈川新町の前の停車駅である京急川崎までの運用となり、京急川崎→神奈川新町は回送扱い。神奈川新町着後切り離される。
今回の702Cの場合、後ろ4両は解放後一旦新町検車区へ入庫。その後金沢文庫まで回送され、夜に京急久里浜まで回送。翌朝のモーニング・ウィング3号に備える形となるようだ。

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