鉄道全般

主にJRや私鉄など(首都圏が主。)

2018年2月12日 (月)

都営10-000形、営業終了。そして…

先月末から、「さよなら」のステッカーが貼られた都営10-000形10-280編成。

都営公式Twitterで報じられたとおり、2月11日(日)をもって営業運転を終えました。

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△ラストランとなった2月11日。
最後は「11T」運用で、終日都営新宿線と京王相模原線直通(都合3往復。合間笹塚や新宿折返しの各停運用含む)での運用だった(京王多摩川→京王稲田堤)。
最終日とも云うことあり、多くのファンが京王線や都営新宿線沿線で最後の勇姿を収めていた。

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△折返し快速となり、一路本八幡へ(京王多摩センター→京王永山)。
8次車としてデビューしてから、およそ20年の活躍であった。

その後車両交換もなくラストまで走り抜いた10-280編成。
無事22:18に最後の運用として本八幡に到着後、回送で大島へ戻っていきました。

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通例ならば引退後数日は予備として大島に残り、何事もなければ数日以内に若葉台へ廃車回送…と言う流れでしたが、明けて翌日、早々に10-280編成は若葉台へ帰らぬ旅に発ちました。

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△ラストランから1日経ち、早々に廃車回送となった10-280編成(京王多摩川→京王稲田堤※2月12日撮影)。
「さよなら」ステッカーの上にもう1枚、「FINAL RUN」と記されたステッカーが付け加えられている。

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△この1本前が、実は昨日10-280編成が走った11Tのスジ(2月12日=振り替え休日のため休日ダイヤ)で、今日は10-300形(10-370編成)がその任に就いた。

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△最後尾10-280正面。先の「FINAL RUN」のステッカーと共に、別れを惜しんでか涙する様、そして「さよなら(´;ω;`)ノシ」とも云わんばかりに猫の手が貫通扉左右に貼られていた。


回送電車は京王稲田堤で運転停車。
停車後すぐに発車し、若葉台到着。
一旦若葉台検車区へ入庫後、若葉台工へ入場となりました。

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△若葉台到着後、入れ換え(若葉台上りホームから撮影)。
若葉台5番からゆっくりと進路を若葉台工方面へ。

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△そしてゆっくりと工場構内へと進入。
これが10-280編成の、そして10-000形として最後の自走となった。

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△若葉台工に入り、パンタグラフが下ろされ、ウニモグと繋がり解体準備に入る。
(以下、若葉台工撮影分は敷地外から撮影。)

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△修繕場に先ず10-280と10-281が入り、機器取り外しの傍らで10-280の貫通扉に貼られたステッカー類の撤去が始まった。

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△「FINAL RUN」のステッカーに続き、「さよなら」のステッカーも剥がされた。
どちらも台紙に移しており、このまま都営に返すのか、それとも京王で処分するのか…

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△一通りの処理が終わり、貫通扉が閉まったところ。
どうやらステッカー撤去と同時に形式プレートも撤去されたようだ。

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△空調装置が取り外され、列車無線アンテナも撤去。
ケーブルがバッサリ切られた。

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△あらかた部品の撤去が終わった10-280。
屋根上の機器や空調装置、形式表記がすべて取り払われた。

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△台車(T-10)。やけに綺麗な部分があるが、ここには銘板が付いていた。
もちろんこれらも撤去された。

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△元々付いていた銘板(若葉台にて2017年10月13日撮影※10-280のもの)。
都営形式T-10。メーカー(近車)形式KD82。車両本体・台車とも関西の車両メーカー製だ。
10-280と10-289の台車は、経緯は不明だが何故か昭和53年製の台車を履いていた。
(10-280編成は平成9年製である。)

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△10-280正面。正面の銀杏マークは、今回の10-000形引退に絡むステッカー貼り付けのため、先に撤去されている。
側面の銀杏マークと「TOEI SUBWAY & TOKYO」のステッカーは残されているが、解体進行と共に剥がされるものと思われる。

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△空調装置も撤去され、形式表記も剥がされた。
奥では2号車(10-281)の空調やパンタグラフが撤去中といったところ。
今後、機器の撤去や車体のBトレ化切断がなされ、北館林で最終処分という流れだ。

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△10-281と10-282との間を結んでたジャンパ線は切断されていた。



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都営地下鉄新宿線の開業から現在までを見守り続けてきた10-000形。
今回の10-280編成の廃車で、10-000形は形式消滅となり、都営新宿線はE231系10300番台やE233系10300番台10-300形のみになりました。
それと同時に都営地下鉄、ひいては東京都交通局全体(※注)として、全車両VVVFインバータ制御車で統一となり、京王線においても乗り入れ車含めて100%VVVF車に統一となりました。

試作車の誕生から約47年、そして都営新宿線開業から今日まで約40年。
都営新宿線や京王線の過去~現在を、京王の車両達と共に見守り続けてきた10-000形。
本当にお疲れ様でした。

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※注:都営地下鉄、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、上野動物園のアトラクション的存在とも云える上野懸垂線総じての話。
制御装置の種類はGTO、IGBT、SiC(今のところ5500形のみ)と多彩である。
なお、都営浅草線においては乗り入れ先の車両(特に京成)でチョッパ車が混在しており、完全にVVVF統一とは云えないが、自局車両では100%統一だ。




2018年2月11日 (日)

相鉄20000系、営業開始を前に…

2月11日()から営業を開始する相鉄20000系

営業開始を前に、その前日2月10日に、相模大塚電留線でデビュー記念のお披露目イベントが開催されました。

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△相鉄20000系全貌(相模大塚電留線。以下同じ)。
現在工事中の「神奈川東部方面線」のうち、相鉄から東急線方面への乗り入れに対応した車両だ。

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△相鉄では、新造車の営業開始前日にお披露目イベントを行うのが通例のようで、前例としてE233系11000番台11000系営業開始の前日に、お披露目イベントが開催されている(2009年6月14日撮影。事実この翌15日から営業開始となった)。

【相鉄20000系、簡単にレビュー】

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△正面。まるで自動車を連想させる様な斬新なデザインとなっている。

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△車体カラーは「YOKOHAMA NAVYBLUE」となっている。
新造時からこの塗装を纏ったのは20000系が初だ。

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△YOKOHAMA NAVYBLUEの先駆者が、この9000系更新車だ。
車両更新に併せ、車体塗装をこの塗色としている。港町横浜をイメージしたカラーだ。
(写真の9705Fは、登場時の旧塗装からこのカラーリングになった、唯一の例だ。)


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△20001。海老名方先頭車。
先頭車は共通して保安装置とCP、バッテリーを備える。車体は相鉄初の日立A-train規格だ。

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△両先頭車には保安装置として、相鉄で使用するATS-Pの他、乗り入れ先である東急用と思われるATCとATOを備えている(※注)。
20000系は東急線との直通用のため、JR直通では今のところ使用される予定はない。

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△20901。パンタグラフ、VVVF装置を備える。
M車(編成中5両)は基本的にこの構成だ。

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△M車に搭載されるVVVF装置。日立製のハイブリッドSiCだ。

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△20801。SIVを搭載するが、実はサハである。
編成中サハ2両(20301と20801)がこのパターン。

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△20601。先の20801同様サハであるが、こちらはSIVを搭載していない。


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△20101。横浜方先頭車。
見る角度によって印象が異なる、そんな雰囲気をもつ。

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△正面の表示類。
種別と行き先はフルカラーLED式(行き先にそうにゃん表示可能)となっている。
結構強靱な表示装置なのか、SS:1/1000でも切れない。

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△側面の行き先表示。こちらも同様にSS:1/1000でも切れない仕様だ。
(SS:1/1280以上で横縞が入る。)

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△表示パターンは日/英の交互表示だ。
11000系のように次駅表示は無い。

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△灯具類はどれもLEDで、通過灯は尾灯にもなる。

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△台車はどれも新日鐵住金製で、M車はSS184M、T車はSS184Tだ。
M車の台車は平行カルダン駆動である。

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△相鉄の車両では初となる半自動用ドアボタンを備え、緩急接続時の車内保温時に威力を発揮しそうだ。

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△車内(20301から20401方に向けて撮影)。
落ち着いた雰囲気の客室となっている。車内照明はLED式で、調色調光式だ。

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△側窓は9000系以来となるカーテンが設置され、また同じく9000系以来となる鏡も設置された。
(窓左側、広告スペースの右横にあるものが鏡である。)

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△鏡は乗務員室仕切りにも付けられている。

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△優先席。左右で異なる座席が配置されている。
なお各車両にフリースペースも設けられている。

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△優先席で使用される座席2態。
一部優先席では、写真左のような「ユニバーサルデザインシート」が採用されており、立ち座りが楽にできるよう座面が少し高くなっている。また肘掛けも設けられている。

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△普通席。7人掛けのバケットシートではあるが、既存形式(11000系)と比べ座り心地は格段良くなっている。
座席両端の仕切りも大きくなっており、もたれかかっても座席利用者に当たることがほぼ無い。

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△つり革。9000系更新車にも取り入れられた形状で、2016年グッドデザイン賞を受賞。
どの角度からでも持ちやすい仕様となっている。

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△ドア。前述の通り半自動式となっており、半自動扱いの際はドア右横のボタンで開閉できる。
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△ドア上部には21.5インチの液晶が1枚内蔵されている。
TIP(SiS(Sotetsu Infovision System))は日立製のようで、路線図やホーム表示がJR東E235系やJR西323系と酷似する。

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△このほかに、車内中吊りと混ざるように21.5インチの液晶が天井にも設置されている。
こちらはデジタルサイネージとして使用される。

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△貫通扉にはアシストレバーが備えられており、開閉しやすくなっている。

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△車内の表記類も9000系更新車同様、シンプルな意匠となっている。

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△運転台。相鉄では10000系からワンハンドルマスコンが採用されているが、大型のワンハンドルマスコンは20000系が初の採用となった。
ATOやワンマン運転にも対応しており、ドア開閉操作やATOによる運転ボタンも用意されている。
計器類は11000系同様グラスコクピット式で、ATS-P関係の表示はLCD左側の速度計上部に表示されている。

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相鉄20000系は現在のところ1編成のみで、今後の増備は2019年度予定の神奈川東部方面線(JR直通線)開業後以降に行われ、その際に8両編成仕様も登場の予定です。
なお、JR直通線用には「(仮称)12000系」が登場する(ソース:カナロコ)そうで、JR線の規格に併せた仕様となるようですが…E235系12000番台的な雰囲気になりそうです(あくまで予想)。

※相鉄20000系の今後の増備予定や運行予定、及び相鉄12000系(仮)の登場時期など、相模鉄道等の現業企業への問い合わせはご遠慮下さい。



【おまけ】20000系展示の傍らで…

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△相模大塚で留置中の7000系。20000系投入により一部編成が置き換えとなる見込みだ。
そして正面には、厚木~かしわ台車セ間輸送時にモヤ700に付けられたHMが掲出された。

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※注:東急東横線と目黒線ではATC-PとTASCが用いられ、ATOは使用していない。
ATOは乗り入れ先である東京メトロ(副都心線、南北線)や埼玉高速鉄道、都営三田線で使用している。なお東武や西武の保安装置搭載の有無は不明。
ATS-Pはあくまで相鉄用である。

2018年2月 6日 (火)

東急2020系第2編成登場!

春からの営業開始に向け、試運転続く東急2020系

昨日、J-TRECから2020系の第2編成、2122Fが出場となり、八王子を経由し長津田へ順次輸送中です。

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△入れ換えが終わり、迎えの機関車を待つ東急2020系2122F(八王子)。
今日(2月6日)は10両中6両(2522~2022)が輸送された…が、至る所に雪が付着している。
(先週首都圏で雪は降ったが、そこまでひどくはならなかった。)

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△2922。屋根上、床下とも雪がビッチリ載っかった状態で、積もり方はパンタグラフがうっすら見えるくらい。
妻部のハシゴ(写真右)もつららが張った状態だ。

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△2022-2922-2822。
中間に挟まれているとは言え、2022前面にも雪が付いている。


J-TRECから出てきたにしては随分雪の量が半端無いですが、実はこの2122F、横浜事業所で製造された編成ではないのです。

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△2822に貼られた特殊貨物検査表など。
発駅は新津駅となっている。と云うことは…

実はこの2122F。同じJ-TRECでも
新津事業所製なのです。

新津車両製作所時代に、JR東E231系やE233系ベースの車両(都営10-300形中間車、相鉄10000系や11000系、小田急4000形)の製造実績はありましたが、東急の車両に関しては新津車両製作所時代通じて今回がのケースとなります(※注)。
(第2編成が第1編成同様横浜から落成した場合、今回記事にしてなかった…多分。)

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△妻部製造所銘板(左。右は「東京急行電鉄」)は2121F同様、事業所(新津)抜きのJ-TRECの銘板となっている。
出場したのが雪の日だったと言うこともあるのか、妻部は反射板ではなくカンテラが搭載されている。

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△2122。こちらは明日(2月7日)長津田入りとなるが、こちらも反射板ではなくカンテラが取り付けられている。

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△台車もすべてJ-TREC新津製である。

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△DE10 1749を先頭に発車を待つ2122F6両。
八王子からはいつもの東急甲種同様、編成を分割して輸送される。

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△一方、残り4両(2122~2422)は翌2月7日に輸送される。

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△横浜線を往く2122F甲種輸送列車(矢部→淵野辺)。
いつもの逗子~八王子~長津田ではなく、遠路新津~八王子~長津田となった。

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△長津田に着き、授受線へ入線。
この後東急からのお迎え(TOQ i)に牽引され、長津田検車区入りした。

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新津での製造も始まった東急2020系。
今年度製造分の内、もう1編成も新津で製造だそうで、近く新津から今回のように輸送される模様です。
既存形式の置き換えのためか、横浜と新津の2拠点で作られるものと思われる東急2020系。
いつしか8500系をすべて2020系に置き換えていくことでしょう。

※東急2020系の増備予定、試運転予定や営業開始時期など、東急電鉄、J-TREC等現業企業への問い合わせはご遠慮下さい。

【おまけ】
東急2020系の2号車は「デハ2220」。
で、今回登場した2122Fの第2編成は…

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△見事に「2」が揃った2222
東急では8500系に8888が存在しており、かつ田園都市線で2本目のぞろ目形式となった。
(もう1本、5555が東横線にいたが、4年前の事故の影響で離脱、廃車となった。)

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※注:これまで東急では、旧型車(3000形やデハ80形)で一部例外があったのを除いて、すべて東急車輌(横浜製作所)~J-TREC横浜のみでの製造であった。

2018年2月 3日 (土)

京急1000形17次車登場!

800形や2000形の置き換えが続く京急。

引き続き1000形の増備が続いてますが、昨年末から1000形の17次車が順次車両メーカー(J-TREC、川重)から出場しており、このうち1613編成が1月24日から、1201編成は2月2日から、それぞれ営業運転を開始しています。
(J-TRECから出場した1201編成は、中途半端な仕上がりオールホワイトの車体で話題になった。)

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△新たに加わった1613編成(蒲田要塞京急蒲田→雑色※1月26日撮影)。
800形置き換えのために投入された、17次車の6両編成だ。士急行で一路新逗子をめざす。

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△また、先月には1619編成も川重から出場しており、1月28日~29日に掛けて逗子へ輸送され、台車交換・編成組成・最終整備のため一旦J-TRECへ送られた(左:新川崎、右:東高島→桜木町)。

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△2月2日からは、J-TREC製1201編成も営業を開始した(京急川崎)。
昨年度投入の1177編成や1185編成と同様、日中は士急行を中心に運用に就いている。
(1193~1200は欠番となった。)


【17次車の特徴】
登場から11年目となったステンレス製の1000形(通称「銀千」)。
今まで車体外装はラッピングでしたが、今年度投入分からすべて塗装が施されるようになりました。
(制御装置は16次と同様、川重落成分は東洋電機IGBT、J-TREC落成分は三菱電機SiCです。)

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△パッと見では16次車と判別しづらい17次車(六郷土手)。
実は正面も含めてオール塗装済みなのである。
6両編成の2号車は引き続き、パンタグラフ2基装備だ。

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△1618正面(金沢八景→金沢文庫)。
アルミ車以来のスリット入り「1000」であるが、抜き文字ではなく印刷である。

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△1624(新鶴見(信※敷地外から撮影))。塗り分けは16次車と同じだ。
16次車と違い、ドアや窓枠のシルバーが無いのが判る。
なお、17次車はJ-TREC製造分は、製造工程の都合上車体はオールホワイト(ドアのみ塗装済み。配管や形式表記、京急社章部分は赤で塗装済み)、川重製造分は写真のようにすべて塗装済みの状態で落成となっている。
J-TREC分(1200番台)については、落成後久里工で塗装を施す流れとなっている。

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△比較(左:1613、右:1601)。
塗り分けは同じだが、1613はすべて窓・ドア枠含め塗装、1601は前面だけ塗装、車体はラッピングで、窓やドア枠などにステンレス地が見えている。

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△1201(仲木戸)。
J-TREC落成時は側面がほぼ白地のままであったが、久里工で塗装が施され1613編成同様のカラーリングとなった。

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△1622妻部(新川崎)。
過去登場の銀千は妻部はラッピングされていないが、1613編成以降は妻部も塗装が施されている。

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<1619+1624>。1600番台は基本的に増解結を行わないため、こういう風に顔を合わせる様子は甲種輸送時でしか見られない。

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△1月28日~29日にかけ輸送された1619編成に装備された仮台車。
軌間が異なるため、川重製の京急車輸送時には仮台車が用いられる。
J-TRECで本台車に交換される。

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△形式表示は別付け、銀文字となった(1613)。
車体と形式表記外枠とで微妙に赤みが違うのは気のせいだろうか…

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△妻部「KEIKYU」も、現在京急のロゴで使用しているものと同じ書体となった。


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【車内】
基本的に16次車と同一(車端部ボックスシート※電源コンセント付き、ガラス入り仕切り付きロングシート)ですが、ドア上液晶に大きな変化が。

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△17次車では各ドアすべてLCDが2枚となり、右は日本語(漢字、ひらがな)、左は英語・中国語・韓国語での表示がされる。16次車の2枚LCDよりも間隔が詰まっており、表示形態は東京メトロ13000系・1000系と同様で、路線図表示はLCD2枚をふんだんに活用している。
IPコアは京急の新造車では初となる、 三菱電機の「セサミクロ」が用いられている(※注)。
(個人的にLCDの間に黒入れて欲しいと思ったのはここだけの話)


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△主要駅の路線図も画面2枚で表示される。

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△停車駅に近づくと、右ではホームの案内、左では開くドアの表示がなされ、開扉側は2100形同様「けいきゅん®」が降りていく姿が見られる。
JRと乗換できる駅の場合、JR線のナンバリング表示に対応している。

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△通常案内しない、京急川崎でのJR線乗換案内も追加された(が、蒲田要塞はJR・東急の乗換表記無し。多少歩くが乗換は可能)
なおJR線2線以上の場合は「JR線」で一括り、乗換可能な路線ナンバリングのアルファベットが表示される形だ。

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△京急川崎や金沢文庫のように、島式で待避可能な駅に到着する前は、いつものように「扉にご注意ください」表示、ホームには電車が滑り込まない仕様となっている。

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△座席は16次車と同じである。
車端部にはボックスシート(補助椅子あり)も備えており、電源コンセント付きだ。


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△車内の形式・製造所表記は既存車と同様である。
(川重製はフラインクKと「Kawasaki」、J-TREC製はJ-TREC抜き「総合車両製作所」のみ。)
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△運転台(左:1613 右:1606)。
ワンハンドルマスコンではあるが、ブレーキが5段から7段に変更になっている。

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京急1000形の増備はまだまだ続くようで、現在川重やJ-TRECでは、引き続き増備車の製造が行われています。
なお、今回1613編成が投入されたのに伴い800形819編成が、1201編成が投入されたのに伴い2000形2051編成がそれぞれ運用を離脱、廃車となったようです。

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△1613編成投入により離脱なった819編成(京急鶴見※2017年9月18日撮影)。
今週1619編成がJ-TREC入りしており、この編成が出場、営業開始後はもう1編成離脱となる見込みだ。

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△置き替えられる者(800形)と、置き換える者(1000形)。
800形の淘汰は今後暫く続く(仲木戸)。


※京急1000形17次車の運用等について、京急電鉄への問い合わせはご遠慮下さい。
(1000形は主に本線の普通(6両)や士急行(6両・8両)、特急や快特(8両)で使用されますが、17次車の8両編成は16次車同様、京急線内完結形での運用に就くと思われます。)

【おまけ】
今年は2018年。と言うことは…

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△毎年恒例の大師線HM(京急川崎※元日撮影)。
今年の干支「」にちなんだHMが2種類掲出となった(下記)。

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△今年も一般公募により2種類のHMが、1500形限定で掲出された。
(節分の2月3日まで)

…ではなくて、こちら。
7年前に新春ラッピングが施された2011編成。
今年は品川方先頭「2018」の年ですが…


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△そのまさかである。
2011編成の品川方先頭(2018)に、形式表記横に「賀正」と貼られ、元旦から1月中しばらくの間運転された(金沢八景→金沢文庫※1月5日撮影)。


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△側面にも「賀正」、左右それぞれ違うイラストが右側に貼られている。
(左:上大岡、右:横浜でそれぞれ撮影)

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※注:2100形更新時に搭載されたLCDが、セサミクロ採用である。
新造車ではセサミクロ採用が今までなく、今回の17次車から初めての採用だ。

2018年2月 2日 (金)

終焉迫りしものと、デビュー近しもの。

今日はそんな話。

【都営10-000形、間もなく終焉】
E233系10300番台10-300形の増備が終わり、気づくと残り1編成となった都営10-000形。

先月半ばに10-270編成が若葉台に送られて廃車となり、残るはラストナンバーである10-280編成だけになりました。

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△最後まで残った都営10-000形は、奇しくも最終編成である10-280編成となった(京王多摩川→京王稲田堤※以下すべて2月1日撮影)。
ラスト2本は前面・側面とも大幅に形状を変えた、1997年登場の「8次車」の部類だ。

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△10-000形「さよなら」のステッカーが、車両前後に貼られている。
都営新宿線開業から今日まで、実に約40年間の活躍であった(※注1)。

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△10-280編成は、先に引退した270編成と共に、10-000形では唯一のアルナ工機(現:正雀工場アルナ車両(※注2))製である。

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△折返し本八幡をめざす10-280編成(京王多摩センター→京王永山)。

10-000形は2月中の引退が決まっており、引退と同時に都営地下鉄の車両、ひいては京王線を走る車両がすべてVVVF車に統一となります。
残り少ない10-000形の活躍。何事もないことを祈りたいです。

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△「去る者」と「間もなくデビューする者」(京王多摩センター)。
次の話は奥の赤い特急電車の話。

【小田急ロマンスカー「GSE」、試運転中!】
昨秋登場した小田急電鉄の新しいロマンスカー「GSE(Graceful Super Express)」こと70000形
3月のデビューに向けて、現在試運転が行われています。

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△唐木田から折返し戻ってきた小田急70000形「GSE」(唐木田→小田急多摩センター)。
50000形「VSE」をボギー車体にし、車体全体を真っ赤に染めた形相とも云える。

70000形は現有の7000形「LSE」の後継として、昨年12月に第1編成が日車から出場。
最終的に2編成投入し、7000形を置き換える予定となっています。

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△駅の案内では「通過」と出してたが、少しの間運転停車する70000形(小田急多摩センター)。
連接車体ではない、7両貫通編成だ。車両デザインは安定の岡部憲明アーキテクチャーネットワークによるもの。

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△70351。箱根湯本・唐木田方先頭車。両先頭車は21.3mある。
ローズバーミリオンの車体にルージュボルドーの帯を纏っている。車体はアルミ製だ。
外見がどう見ても某名鉄のパノラマカーに似てると云ってもおかしくない…うん。
(製造メーカーがメーカーだけに、クリソツなものを名鉄に納車しそうな予感がしてn…いやなんでもない。)

唐木田方面には残念ながら、営業開始後の入線予定は団臨以外ではありませんが、春から小田急ロマンスカーの一員として、多くの観光客や通勤客を乗せて各地を駆けめぐることでしょう。
70000形は今後もう1編成投入され、7000形はそれに併せ引退という運びになりそうです。
営業開始は3月17日の予定で、「モーニングウェイ(※注3)」や「ホームウェイ」と言った通勤種別を含むロマンスカーで運転の予定です(メトロ直通系と「ふじさん(※注4)」を除く)。
※都営10-000形の引退時期や運用、また小田急70000形の試運転予定など、東京都交通局、京王電鉄、小田急電鉄等の現業企業への問い合わせはご遠慮下さい。
※都営10-000形は京王線内では8両編成の区急や快速(都営新宿線直通系統)での運用に就きますが、10-300形になる場合もあります。


【おまけ】
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△5000系による準特急(京王稲田堤)。
5000系を使用した有料座席車の概要が発表され、愛称は「京王ライナー」となった。
新宿から20km圏外の通勤客目的の列車となるため、京王稲田堤は残念ながら通過駅となった。

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※注1:あくまでも都営新宿線の営業開始時期(1978年12月21日※岩本町~東大島間)を指す。
10-000形自体は1971年に試作車が登場しているが、当時は三田線で試運転が行われた。
(三田線と新宿線とでは線路幅が異なるため、台車を交換した上で試運転が行われた。)

※注2:現有車で、都電荒川線の車両がほぼすべてアルナ製である。
(7000形の改造車7700形は京王重機で改造を受けてるが、種車の7000形がアルナ製。)

※注3:3月のダイヤ改正から登場となる朝通帯の通勤特急ロマンスカー。
60000形専用の「メトロモーニングウェイ」共々運転開始となる。多摩線へは入線予定無し。
(2016年春改正で乗り入れ廃止。但し、一部ホームウェイとメトロホームウェイ全列車が新百合ヶ丘に停車し、多摩線との接続をとっている。モーニングウェイについても一部停車が決まっている(メトロモーニングウェイは平日2本、土休日1本設定あるが、平日の2本は新百合通過)。)

※注4:3月のダイヤ改正で、「あさぎり」から愛称を変えるロマンスカー。
70000形はATS-PTや東海の列車無線を搭載していないため、乗り入れ不可。

2018年1月11日 (木)

東急田園都市線、「各停」表示始まる?

改めまして、

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合い願います。

さて、新年最初の話題は、タイトルにもある田園都市線の各停表示開始の話。


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昨年末あたりから、8500系(LED式行き先表示採用車)を皮切りにスタートした東急田園都市線の各停表示。
8500系につづき、5000系についても表示が始まりました。

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△今まで、種別非表示が続いた田園都市線の各停。
8500系に続き、5000系でも表示が始まった(梶が谷→溝の口)。

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△側面表示。
表示形態は東横線5050系や5000系同様、青地白文字(黒縁あり)である。

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△初期車(5101F~5106F)においてもこのとおり。
体裁が異なるため、種別表示は日英併記となっている。

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△ドア上の液晶も、今回の各停表示に合わせROM更新が行われたようで、中国語や韓国語の表示にも対応できるようになった他、JR乗換駅における駅ナンバリング表示の追記、放送に関しても東横線でも実施しているナンバリングの読み上げが開始となった。
他、JR東や京王でもやっている、開くドアの方向の英語放送も追加された。

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△このほか、ドア開時に表示される画面では、左右下に「ドア引込まれに注意」という表記が追加されている。

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△半蔵門線に入ると液晶表示も東京メトロの体裁に変わるが、こちらもJRの駅ナンバリング表示が追加されたほか、各停に関しては種別表示「各駅停車」が入るようになった。

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車内の液晶同様、車外行き先表示も、半蔵門線内各停(渋谷→押上、押上から田園都市線内各停)も、最近の東京メトロ東西線や千代田線で見られる「各駅停車」表示となる。
(8500系は「各停」のまま。)

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△前面ももちろん半蔵門線内では「各駅停車」となるのだが…(表参道)。
登場時からフルカラーLED式の場合は2段で各駅停車表示

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△初期車(5101F~5106F)については、やや文字が小さくなるが1行で「各駅停車」となる。

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△乗り入れ先の車両(東武と東京メトロ)については、引き続き各停非表示のままだ。
例えば東京メトロ8000系。フルカラーLED式に換装された編成含め、全編成非対応。
(08系も表示非対応である。)

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△東武車についても同様である(50050系の場合)。
ちなみに東武車での「各停」表示は、東上線50070系と9000系で実績はある(有楽町線や副都心線内)。

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表示開始の理由は不明ですが、今後現在非表示が続く乗り入れ先の車両にも波及されるものと思われます。
ただ、東急では2020系の投入が始まっており、東急に残る字幕車(8590系と8606F)は、表示を始めることなく廃車になる可能性もなくないです(2000系はフルカラーLED式になっているが、現時点未確認)。

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【おまけ】
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△5050系の一部編成で見られる「元5000系」。
一部は初期車からの転配となったが、それらも字幕式の種別表示がフルカラーLED式に更新されている。

2017年12月28日 (木)

東急6020系登場!

東急大井町線の急行増発用として、先に登場した2020系をベースにした新型車、東急6020系が12月26日未明にJ-TRECを出場しました。

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△完成なった東急6020系(神武寺上りホームから撮影)。

先に登場した2020系がベースとなっており、大井町線のラインカラーであるオレンジの帯を纏った仕様となっている。もちろん車体はsustinaだ。

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△DE10 1189に牽引され、逗子に入線。

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△大船を抜け、一路根岸線へ。
2020系とは違い、7両編成と短い6020系。何とかフレームに全7両と機関車がおさまった。

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△新鶴見(信)からはEF65 2087に機関車を交換。
初日(12月26日)は一旦八王子まで輸送された。

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△明けて翌日(12月27日)。
八王子からは4両と3両に分けて2日がかりで長津田まで輸送された。
2日目は7両中4両が長津田へ輸送された。

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△残りの3両は翌日(12月28日)に輸送されるため、別の留置線で一休み。
(隣のホキ空気嫁と言うのは無しの方向で。)

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△横浜線を往く6020系4両(成瀬→長津田)。
この日はDE10 1749が牽引を担当。

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△長津田中線へ入線後、授受線へ押し込まれる。

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△授受線収容後、DE10は解放。

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△お迎えはいつも通りTOQ iが担当。
授受線から長津田3番を経由し、長津田検車区入りした。

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【各車両ごと】
基本的な仕様は2020系と同じですが、車内内装などで一部相違点が見られます。
(「クハ」「デハ」「サハ」は割愛。)

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△6020系(左)と2020系(右)。
違いはパッと見では帯色だけ。それぞれラインカラーを纏っている。
(田園都市線は、大井町線はオレンジ)



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6121。大井町方先頭車。
2020系で云うクハ2120相当の車両だ。

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6221。デハ2220相当の車両だ。弱冷車
VVVF、SIVを備える。

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6321。デハ2320相当の車両である。
VVVFとCPを備え、パンタグラフは2基搭載されている。

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6421。編成唯一の付随車。
サハ2520(orサハ2720)相当の車両だ。

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6521。デハ2820相当の車両。
6221同様、VVVF装置とSIVを備える。

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6621。デハ2920相当の車両である。
2321同様、VVVF装置とCPを備え、パンタグラフは2基搭載する。

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6721。溝の口・長津田方先頭車。クハ2020に相当する。
屋根上にモバイルWiMAXのアンテナ(TOQビジョン用)を搭載している。

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△6020系デハ床下。
VVVF装置は2020系と同じ、三菱電機製のSiC素子を使用したものとなっている。
2020系同様、INTEROS関連の機器は各車に備える。

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△6020系では車内内装が2020系と異なり、デジタルサイネージ用LCDは搭載されず、妻部は広告が差し込めるよう、枠が設けられている。
なお車内防犯カメラと、Panasonic「ナノイー」式空気清浄機は6020系にも搭載されている。
床は養生されているため確認できなかったが、座席モケットは2020系と同じ緑系だ。

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6020系はこの後、12月28日に残り3両が輸送され、組成後整備や各種調整を経て試運転後、来年3月に営業開始予定です(妻部銘板は2018年製となっているので、入籍は来年になりそう)
6020系は最終的に2編成投入され、大井町線急行に投入される流れとなります。

※東急6020系の試運転予定や営業開始時期など、東急電鉄への問い合わせはご遠慮下さい。



【おまけ】
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△6020系が投入される1ヶ月前にやって来た2020系(長津田)。
12月25日あたりから日中の試運転が始まっており、長津田~鷺沼~中央林間~長津田で行われているようだ(午前と午後に行われている)。
行き先表示は東急5000系同様、日本語(試運転)と英語(TRIAL RUN)の交互表示のようだ(側面も同じ)。

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△その様子(藤が丘)。
やがて5000系と共に田園都市線の顔となる2020系。営業開始が待ち遠しい。

2017年12月25日 (月)

京都鉄道博物館で「クモル145」と再会。

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関西の鉄道博物館である

京都鉄道博物館

オープンから1年半が過ぎ、昨日ようやっと行ってきました。

実は今回、こちらが目当てで行ってきました。

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JRで唯一存在する「配給車」。
クモル145、クル144

かつては関西の他首都圏にも配備され、主に車両基地と工場との間で車両部品の輸送で使用されていましたが、トラック輸送に切り替えた関係で余剰となり、JR東に居た分は2008年迄に全車廃車。
JR西に在籍している分も、今回取り上げる1編成以外はすべて廃車となってしまいました。

今回は、京都鉄道博物館「車両工場/車両のしくみ」ブースで、12月26日までではありますが、クモル145とクル144が展示公開となりました。


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△クル144-15正面。103系(1次改良型)と同様の前面形状ではあるが、尾灯の位置が微妙に高い。
連結器はJR西になってから双頭型連結器に交換されている(所属である京都支所内で、電車以外にも気動車や客車の入れ換えをするために使用)。

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△反対側から。
配給車の特徴である車両後方のトラック型の形状。この無蓋部分に様々な車両機器を搭載し、工場から車両基地(またはその逆)へ運搬したり、時にはエスカレータ更新のためにエスカレータの筐体を運搬したりすることも(※注1)。

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△クモル145-1015形式表記。
元はクモル145-15で、制御装置をMT54系に更新したため、現番号から+1000となっている。

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△クモル145の台車(DT21)。
種車である101系からの流用品である。

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△クモル145に搭載された車両部品の数々。
これらは京都支所(近キト)から持ってきたもので、221系の車輪や12系客車の自動連結器、201系のパンタグラフなど、実際に車両基地から工場へ持って行く様を再現している。

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△一方、クル144側。
こちらは何も搭載されていない状態だ。

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△クモル145、クル144の簡単な説明。
登場は昭和56年(1981年)ではあるが、元形式の101系から起算するとクモル145がなんと車齢59年(※注2)という、(車体は新しくなったが)ご長寿車両である。
(すみません…クモハ101はパンタグラフ無いんですけど…)

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△クモル145の妻部銘板。
JR西では国鉄時代に登場した車両については「日本国有鉄道」の銘板を残している。が、下の銘板。
「川崎車輌 昭和33年」…確かにご長寿ですね。
(左の広島工場の銘板はクモハ101から機器類を横取り40萬して車体を新製改造したことを示すもの。)

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△合間、両車のアオリ戸開放実演が行われたり…

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△双頭型連結器の操作実演が行われた。
連結器は後方のピンを抜いて回転させて転換される。

クモル145の公開は、12月26日まで実施されます。
いかんせん1編成しか居ないクモル145。
公開自体も本当にレアケースになると思われますので、この機会に京都鉄道博物館に訪れてみてはいかがでしょう。

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【せっかくなので】
他の展示車両も何点か。

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△プロムナードに展示されている0系H1(鉄道記念物、機械遺産)と80系(86001+80001。準鉄道記念物)。
どちらも交通科学博物館で展示されていたものだ。京都移転にあわせリペイントされ、綺麗になっている。

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△80系。「湘南電車」の元祖とも云えるこの車両。実車はこの京都にだけ保存されている。
展示されている86001は最初期の車両で、所謂流線型ではない。
時期的にクリスマスシーズンなので、それらしい装飾が前面になされている。

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△クハ103-1。通勤形電車のスタンダード的存在になった、103系のトップバッター。
2011年まで阪和線で使用されたが、廃車後吹田総で保管。京都鉄道博物館で保存が決まった際に環状線時代(但しJRマークや、正面助士側の「1」は無し。戸袋窓と妻窓は撤去済み)に戻された。
「大阪環状線」の幕が小文字なのは日根野時代の幕のままのためだ。
先の80系同様、正面にクリスマスらしい装飾がなされている。

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△クハ103-1車内。座席モケット以外はほぼオリジナルの配色だ。

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△本館1階に並ぶ車両達。
489系、581系、新幹線500系が顔合わせ。

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△521-1。
営業開始から20年を迎えた500系の第1編成である。当時新幹線史上最高速の300km/h(山陽新幹線「のぞみ」に限る)で運転可能となった車両だ。
当時は「のぞみ」を中心に東京~博多間で運転されたが、現在は編成数を8両に短縮され、山陽新幹線の「こだま」で運用中だ(内1編成はエヴァンゲリオン仕様となっている)

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△クハネ581-35(左)とクハ489-1(右)。
方や「昼は座席、夜は寝台」と多機能な運用ができた特急電車、かたや国鉄時代の特急電車の顔となる車両だ。
車内は立ち入れないが、クハネ581の車内は座席仕様と寝台仕様の両モードが見られる。
(中央奥の黄緑の車両はヨ5008である。)

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△同じボンネット特急である151系。本物のカットボディに見えるが、実は交通科学博物館から持ってきたモックアップだ。
交通科学館時代から長らく在する。履いている台車は本物だ。

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△101系。本物のカットモデルみたいだが、これもモックアップである。
交通科学博物館時代同様、パンタグラフやドアの操作、マスコン操作ができる。

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△EF66 35(左)とDD51 756(右)。両車ともJR貨物で使用された機関車だ。
これら2両は少しかさ上げされて展示されており、車体下部を眺めることができる。
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△EF66の横に展示されている912-64(前頭部だけ)。
新幹線車両と連結するための連結器を備えた、DD13から改造されたディーゼル機関車だ。

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△キハ81 3。準鉄道記念物。
かつては上野口で「はつかり」、関西では「くろしお」で使用された、通称「ブルドッグ」。
交通科学博物館時代は屋外展示であったが、京都移転で屋内展示に。また側に昔ながらの駅舎が構築された。


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△2階「生活と鉄道」コーナーに展示されているコンテナ。
実際使用されたものではなく、この展示のためにJ-TRECで新造されたものだ。


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△「トワイライトプラザ」に保存されている「トワイライトエクスプレス」用のスロネフ25 501(左)とEF65 1。
トワイライトの客車はスロネフ25、スシ24の他、車両工場ブースで特別展示が無いときにだけだが、カニ24 12とオハ25 551が展示されている。また専用機であるEF81 103も展示中だ。

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△屋外の扇形機関庫。梅小路蒸気機関車館時代のまま残っている。
動態・静態含め、数多くの蒸気機関車が展示公開されている。

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△動態保存の蒸気機関車を使って、場内を往復する「SLスチーム号」。
12月23日はC61 2号機が使用された。

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交通科学博物館と梅小路蒸気機関車館の要素が合わさった京都鉄道博物館。
また時期改めて行ってみたいところです。

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【おまけ】帰りの話を。

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△京阪電車の快速特急「洛楽」(京橋)。
3000系を使用した、七条~京橋間ノンストップの列車だ。
最近になり、3000系の正面窓下にLED式、中央にLCD式のサインが付け加えられ、「洛楽」運転時にはこのような装飾がなされるようになった他、(プレミアムカーのない)特急運転時には、京阪特急の伝統である「鳩マーク」がアニメーション付きで表示される。
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△天王寺2番に入線する大阪市営地下鉄21系。31系や10A系と共に御堂筋線の主力を担う。
現在車体更新工事が進んでおり、この編成(21-03)も更新を受けている。
来年4月1日に大阪市交通局は民営化し、地下鉄とニュートラムは「大阪市高速電気軌道」に改組される予定だ。



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△大阪環状線改造プロジェクトの大一番として、昨年の12月24日から営業開始した323系(大阪)。
早いもので12編成投入されており、103系は全車撤退。残る201系も徐々に撤退しつつある。

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△その323系LCD。JR西の車両では初となる、ドア上に搭載されたLCDでもある。
日立製のVISのようだが、表示形態はE235系とそっくりである。

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△翌年度(2018年度)までに全車撤退予定の201系(大阪)。
323系の投入により、一部編成は疎開されたりナラへ転属されたり。

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△「駅ナンバリング、ぞくぞく。」はJR西でも同じ事が云える。
例えば、環状線天王寺駅。「O01」と振られているが、実際は「JR-O01」である。

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※注1:東京総合車セに最後まで残ってたクモル145-8/クル144-8で、実際にエスカレータ筐体を搬送したことがあった。

※注2:JR西のクモル145とクル144の車歴は以下の通り。
クモル145-1015…種車は90535(称号規定改正によりクモハ101-13に変更)。
主に中央線で活躍し、1981年に改造を受けクモル145-15となった。
現在は前述の通り、主電動機をMT46からMT54系に換装され、クモル145-1015となっている。
クル144-15…種車はクハ101-32である。
こちらは中央総武緩行で使用された後大阪入りし、環状線や片町線で活躍した後、1981年にクル144-15へ改造された。

2017年11月29日 (水)

続・東急2020系登場!

※前回の続きです。

さて、11月28日にJ-TRECから出場となった東急2020系。

八王子で一晩過ごし、翌11月29日と30日に、車両を6両と4両に分けた上で長津田まで輸送が行われました。

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△今日(11月29日)輸送された6両(八王子)。
2521~2021の計6両が長津田まで輸送された。

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△残る2121~2421の4両は、翌11月30日に輸送されるため、八王子でもう一晩過ごす形となる(右写真の2121は横浜線ホームから撮影)。
(隣のHD300空気嫁と言うのは無しの方向で。)

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△輸送時のブレーキ用に、ホースが仮付けされている。

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△2821。先頭には輸送を担当したDE10 1666が連結されている。
左右で配置される機器が異なるのが判る。

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△パンタ無しのデハ(2221と2821)にはSIVが搭載されている。

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△一方、パンタ2基搭載のデハ(2321、2921)にはCP(コンプレッサユニット)が搭載されている。
(CPユニット上部の、如何にも使用感ある管は、輸送用のブレーキ管と思われる。)

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△時間となり、一路輸送される2020系6両(成瀬→長津田)。

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△長津田中線に一旦入線後、授受線へ押し込まれる。

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△そして機関車は解放され、中線へ戻る。

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△授受線から長津田(検)迄はTOQ iが牽引を担当。

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△長津田3番に入線した2021他3両(とTOQ i)。
来年春からは田園都市線で見られる顔の一つとなるが、近くホームドアが設置される事から、ホームドアのない状態で2020系を見ることが、甲種輸送時以外で果たしてできるのか否か。

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△ドア(車外から撮影)。
既存形式に貼り付けてある戸挟み注意的なステッカーは無く、大人と子供の目線でシンプルなサインが記されている。

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△参考までに、5000系のドア。
ドア左右に、縦長に戸挟み注意の表記が貼られている。

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△車内の窓上部には、JR東E235系にもあるデジタルサイネージ用のディスプレイが3台ずつ(1両あたり3台×6=18台)、妻部貫通扉上部に1~2台(クハは1台)設置されている。なお、車内には防犯カメラが妻部モニター横に設置され、また空気清浄装置(Panasonic「ナノイー」)が設置されている。

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2020系第1編成(2121F)の搬入は明日11月30日まで行われ、1編成揃ったところで各種整備、性能試験(誘導障害試験など)、乗務員研修が行われて、来年春から営業開始の予定です。

※東急2020系の試運転予定や営業開始の具体的な時期など、東急電鉄、東京メトロ、東武鉄道などの現業企業への問い合わせはご遠慮下さい。

【おまけ】
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△7両編成化が進む東急6000系。
6105Fの7両化が終わったようで、試運転が行われている(長津田(検)入出庫線※敷地外から撮影)。

2017年11月28日 (火)

東急2020系登場!

5000系以来、実に15年ぶりとなった東急田園都市線の新星2020系

11月28日に、第1編成(2121F)がJ-TRECを出場。一路長津田へ向けて輸送されました。

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△完成なった東急2020系(神武寺※上りホームから撮影)。
田園都市線では5000系以来の新形式である。

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△逗子へ入線する東急2020系(東逗子→逗子)。
新鶴見(信)まではDE10 1189が牽引した。

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△逗子を発ち、横須賀線から根岸線へ(大船→本郷台)。

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△武蔵野貨物に入り、一旦新鶴見(信)へ。
DE10の役目は一旦ここまでだ。

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△新鶴見(信)→八王子は、先月大宮車両所を出場したばかりのEF65 2065が牽引。
ナンバープレートは赤のまま、国鉄色に戻された。

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【各車両ごとに】
5000系シリーズ(それベースの6000系や7000系含む)の流れから一新し登場した2020系。
車体は5576で試行された「sustina」が採用されています(sustina S24)。
※形式の「クハ」「デハ」「サハ」は割愛。

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△sustinaのプロトとなった5576(祐天寺※10月31日撮影)。
登場から4年と半年を経て、量産型の2020系となった。

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2121。渋谷・押上・南栗橋・久喜方先頭車。後述の2021と共にATC等保安装置を備えている。
丸みを帯びた前面形状、側面から伸びる田園都市線のラインカラーである緑色の帯が、スカートまでぐるっと続いている。

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△正面。灯具が合計8つある。前照灯はプレスリリースで見る限り、上下に2灯ずつ(下は外側のがそれと思われるが…)になると思われる。尾灯はJR東E233系・E235系同様、行き先表示の左右に付くものと思われるが、形状は丸形となっている。
アクセントとして前面下部に銀色の飾り帯が付き、その右側に形式が付く。


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△正面上部。行き先表示は正面上部中央に、運行番号はやや判りづらいが、非常扉上部に設置されている。表示幅が広いが、田園都市線や半蔵門線内で各停表示するのかは不明。
(現に、田園都市線では8500系の一部編成から各停表示を始めているが、これは何かの予兆かは定かではない。)

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△側面(乗務員室付近)。乗務員扉すぐ横に小窓がある。
窓下にはドアコックと思しき蓋があり、それらが一体に見えるよう、周囲に塗装が施されている。

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△運転台(右写真は2021のもの)。
東急標準のワンハンドルマスコンで、運転台計器は東急車初のグラスコクピット式となっている。

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△後述する車両含め、全車両にINTEROSの器具箱が搭載されている。
JR東のE235系や、都営5500形にも搭載されている、次世代車両制御伝送装置だ。

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△台車はTS-1042(A)。前位側はTS-1042、後位側はTS-1042Aとなっている。
後述するデハ用の台車含め、すべて新品である(右写真のTS-1042は2021のもの)
なお、2020系で使用される台車は、一部J-TREC新津で製造されたものもある。

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△台車銘板はJR東に投入される車両と同じ体裁となっている。
(右写真は東急7000系のもの。)



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△号車・形式表記はフリースペース表記と一体している。
5000系列とは違い、細字のフォントが使われている。

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△各車両とも、座席はハイバックシートとなっており、窓の下に座席背もたれが露出している。
ただ、5000系(6扉交換用サハ)や5177F・4110Fのように「TOKYU CORPORATION」や「TOKYU LINE」と言った文言は入っていない。
なお、車内はJR東E235系のようにデジタルサイネージ式の車内広告専用モニターが、また防犯カメラとPanasonic「ナノイー」による空気清浄装置が各車両に備えられている。

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△側面行き先表示窓。5000系シリーズとは異なる形状のようだ。
表示体型がどうなるかが見物だが、JR東方式になるのか、東急方式(日/英交互表示)になるのか…。



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2221。VVVF装置とSIVを備える。弱冷車
第2編成で2222となり、ぞろ目となるw

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△台車はTS-1041である。

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△VVVF装置(MAP-144-15V317)。SiC素子を使用したものとなっている。
世田谷線以外で東急では初採用となる、三菱電機製のVVVFだ。

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2321。パンタグラフ、VVVF装置、CPを備える。
パンタグラフは2基搭載。

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△2321と2921の床下機器構成(写真は2921のもの)。
手前から、INTEROS、SIV/LB、VVVFと続く。

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△パンタグラフ周り(写真は何れも2921のもの)。渋谷方は2621もほぼ共通である。
屋根上が白いため、すす汚れが一番目立ちそうだ。


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2421。付随車だ。
誘導無線アンテナを備える。

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2521。同じく付随車。誘導無線アンテナは無い。

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2621。VVVF装置とパンタグラフを備える。
パンタグラフは渋谷方に1基のみ。

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2721。付随車である。
基本的な構成は2521と同じだ。

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2821。基本仕様は2221と同一である。

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2921。基本的に2321と同一だ。パンタグラフは2基搭載する。

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2021。中央林間方先頭車。
こちらは2121と基本的な構成は同じだが…

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△2021屋根上。妻部にWiMAX用と思しきアンテナが2つ設置されている。
JR東E233系(5000番台~)やE235系、京王5000系においても見られるこのアンテナ。TOQビジョン用のものと思われる。

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△<2821 2421>。
長津田授受線の入線可能両数の関係で、7両以上の新造の場合は八王子で分割されるため、この位置で一旦分割されている。

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△<2521 2021>(鶴見→新鶴見(信))。
こちらも輸送の関係上、かつ前面がパンタすすやDLの煙で汚れないようにと思われるが中間車に挟まれる形となっている。

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△そのため、編成構成は八王子方から7号車が先頭で、以下6号車、5号車、10号車~8号車、4号車~1号車となっている(新鶴見(信※敷地外から撮影))。

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△参考までに、2020系編成図。
今年度は残り2編成投入の予定で、とりあえず第3編成(2123F)まで。


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東急2020系の甲種輸送。
11月28日は一旦八王子まで。翌29日から6両と4両に分け、11月30日までに全車長津田入りする予定です。

※東急2020系の試運転予定や今後の増備予定など、J-TRECや東急電鉄などの現業企業への問い合わせはご遠慮下さい。
(東急2020系は年度内3編成投入、各種試運転や乗り入れ各社の乗務員研修等を経て、来年春営業開始の予定です。)

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